トップページ > 技術情報 マップ > ストレージの基礎知識 ー RAIDとは!高速RAIDとは

 

◇ RAIDの方式

 RAIDを実装する方法として、RAIDコントローラ等を使いハードウェアで実現する方法(ハードウェア方式)とRAIDソフトウェアで実現する方法(ソフトウェア方式)がある。 このハードウェア方式には、RAIDコントローラカードを使用するものとディスクアレイユニットを用いる2種類がある。

◇ ハードウェア方式(1) : RAIDコントローラカード

 RAIDコントローラと呼ばれる基板をPCに取り付け、RAIDの制御やディスクの管理を任せるものである。一部の製品にはマザーボードにRAIDコントローラ機能を持っている製品があり、この場合はコントローラを別途用意する必要がない為、コストを削減できる。
 基本的にはRAIDコントローラが具体的な処理を全て行うため、CPUの負荷は少ない。多くの場合、コントローラ制御の為のOSにドライバをインストールする必要がある。
 コントローラカードは比較的安価な製品が多く販売されているので、導入コストが安い等のメリットがあるが、その反面、コントローラーカードがディスクのホットスワップ等に対応して居ない場合もあり、障害時に対応できない場合もある。また、OSやPCのハードウェアの性能に依存する事が多く、純粋なハードウェアRAID(後述のディスクアレイユニット)と比べると性能的には劣る場合が多い。

◇ ハードウェア方式(2) : ディスクアレイユニット

 PCやOSからは単なるSCSIデバイスやファイバー・チャネルのドライブとして見えるため、特別なドライバが必要なく、CPUへの負荷が殆どない。ホットスワップやオートリカバリ機能を備えているため、障害にも対応でき、RAIDコントローラとドライブが一体化している為、全体としての信頼性が確保されており、ディスクアレイユニット内のハードディスクが故障した場合は、自動的なリカバリ処理などの堅牢さが実現されている。また、シリアルポートやイーサネットを経由して、メール等を自動的に送ったりする監視ソフトに通知する機能が備わっている場合もある。
 基本的には、ディスクアレイユニットを接続したい装置に必要な外部接続インタフェースがすでにあれば、ケーブルをつなぐだけで使えるようになる。この為、迅速で容易な導入が可能。ディスクアレイユニットは、RAIDコントローラやソフトウェア方式に比べると、どうしても導入コストが高くなりがちであるが、HDDの小型・大容量・低価格化に伴い、これらの問題も比較的クリアになりつつある。

◇ ソフトウェア方式

 ソフトウェア方式は、RAIDソフトウェアを利用することで、OS自身が普通のドライブ コントローラ (IDE、 SCSI、 FC など) を通して複数台のディスクを管理する。この方式はハードウェア方式と比較し、CPUへの負荷が高いが、特別なハードウェアを購入する必要がないという利点がある。
 RAID 3、4、5※の場合、パリティ演算はCPUが担当する事に成るため、CPUにパリティ演算以外の負荷がかかる場合には、パフォーマンスの低下が起こる可能性がある。しかし、最近の高速なCPUによるパリティ演算能力はハードウェアRAIDコントローラカードを上回る事もあり、高いCPU能力がある場合はわざわざRAIDコントローラカードの力を借りなくても充分役に立つことが期待出来る。※RAID1,2はパリティ生成をしない。

 
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